ロンが並外れた発想と、
どんな難題もポジティブに解決する
仕事ぶりは、少年時代に過ごした
リナの影響と今になって気づいた。
リナはスギナの母で ロンからは
おばあちゃんにあたる。
リナは、太陽のようにいつも笑顔で
ロンの質問攻めにいつも真剣に答えていた。
ロンは1+1=2の学校の説明が
納得いかず、学校では自ら 自説を
学校放送で放送するなど
問題子であった。
その度にスギナは、仕事中でも校長室に
駆けつけて、先生のお叱りを黙って聞いていた。家では、リナが 太陽の様な微笑みで
いつもニコニコ笑っていた。
「ロンよ。大丈夫だよ。」
「人は責めてはいけないよ。」
「仕組みを色々工夫して、楽しくしようね。」
どれだけ、ロンはリナのこの言葉に
救われた事か。数えきれない。
つづく